一日千秋

生理が来たので自費で移植周期。子宮鏡はじめてやりました。卵管造影が痛すぎたのでおびえていましたが、「えっ、もう終わったの?」ってくらいの感覚で、結果も問題なしでした。子宮の中はきれいなピンクでほわほわとしており、卵におかれましては自信をもってお寛ぎいただける空間だと自負しております。

5日目胚盤胞4BAを移植しました。タクロリムスは1日4mg。前の病院では2mgでしたが、2つの項目にひっかかってるってことでこの量になりました。

そしてBT7(4w0d) にhcg61で着床の判定がもらえました。心拍は6w0dでは確認できませんでしたが6w5dで確認できました。

つわりは多分そんなにひどくないと思います。何か食べられないってことはなく、ただお腹が減ると気持ちが悪くなります。普段あんまり甘い飲み物は飲まないのですが、今はあまい果物のジュースとかがおいしい。夜ははちみつなめてから寝ると寝ている途中に気持ち悪くなりません。

ただ、血腫があって、2回ほど結構な量の出血がありました。先生からは出血と腹痛両方が無ければ大丈夫。むしろ今のうちに出血しておいた方がいいって聞いてたので、それほどパニックになりませんでしたが、鮮血を見るとやっぱびっくりしますね。今はもう残りかすみないな感じの茶おりだけですが、念のためバファリンは1週間オフになりました。

夢のようにうれしいのですが、タイミング法にトライしていた時、2回化学流産しているので正直不安の方が大きいです。化学流産ってよくあることで生理の重いやつくらいに言われているけど、わたしにとっては心も身体も本当に辛かったし悲しすぎたので、これからのことを考えようとするとわたしの脳が「期待するな!腹にいるのは単なる細胞だ!」と言ってくるのですね。人間って本当に学習する生き物だなあと感じていて、よく言えば涙の数だけ強くなれるのだけれど、それは生身で死なないために鎧を着こんでいるような、力士の足の裏が土俵で擦れすぎてちょー固くなるみたいな、そんな感じかなと思っております。ここ数年しんどいことが多くて、わたしは本陣にいる武将並の鎧を着こみ、やわらかな足の裏は失ってしまって、時に生身で踊っている人がうらやましくて仕方なくなるのだけど、その人も勇気を出して鎧を脱いでいるのかもしれないし、お風呂上りに足の裏を軽石でゴシゴシやっているのかもしれません。

 

診察までの日々は気が遠くなるほど長く、気が付くと検索しまくってBADになっているわたしにヴェクナが話しかけてきそうな感じになっているため、ただ待ったり不安を見つめることをやめて、なるべく何か他のことで気を紛らわすように心がけています。この発言からお分かりいただけるように STRANGER THINGS Season4 観ましたし、途中で止まってたル・ポールのドラァグ・レース All Stars 6 最高だった。曲者ぞろいじゃん!って思ったけど前回の反省を生かしてみんなまわりに気遣いとかできるようになっててクイーン達の成長にわたし感動した。とくに A'keria 大好きだったから応援してたけど、強敵ぞろいでなかなか力を発揮できなくて、でも最高の笑顔で去っていたのかっこよすぎでしょ!復活のためのリップシンクも辞退して「敗北も含めて自分の戦いを誇りに思う」って。人と比べたりしないで自分のできることをとことん頑張れば、ああやって美しい笑顔で自分の物語を生きることができるのね。不妊治療の民は画面の向こうの A’keria に心から励まされました。ありがとう。

 

次は2回目の心拍確認です。